井の外の蛙

アメリカ在住15年エンジニアから見た日本

夫婦別姓の話

経団連が選択的夫婦別姓の導入を提言しているのに、自民党の一部議員が慎重なせいでなかなか話が進まないそうで。

老害もここに極まれり、といったところでしょう。「家族の一体感」などそれこそ家族内で考えればいい話だし、そもそも別姓を強制するわけではなく選択肢を増やすだけ。キャリアを考えて別姓を選ぶが、「家族の一体感」(それが具体的に何なのかはよくわからないのですが)別の方法で確保すると夫婦で決めればいいのであって、国がこうしろと決めるような話ではないと思います。

アメリカはもちろん夫婦別姓が可能ですが、同じにする人もいますし、旧姓と結婚相手の姓をくっつけて新しい姓を名乗る人もいます。子供は親のどちらかの姓を選ぶことが多いですが、やはりくっつけたり、もう片方をミドルネームにしたりすることもあるようです。アジアでも確か中国や韓国では夫婦別姓が普通のはず。

選択的夫婦別姓に反対する議員サンは、これらの国では家族の一体感が薄いと言いたいのでしょうか? 都内に愛人を囲っていそうな人たちに言われたくないですね。