井の外の蛙

アメリカ在住15年エンジニアから見た日本

カンニングの話

早稲田大学の入試で、スマートグラスを使ったカンニング事件が発覚しました。テクノロジーの進化で今後さらにカンニングの発見が難しくなるのではという話になっているようですが、いっそのことネットで聞いただけで解答できるような試験による選抜はやめたらどうでしょうか。

以前の記事にも書いたように、アメリカの大学にはいわゆる入試というものがありません。一応、嘘の課外活動実績を並べたり、エッセーを他人に書いてもらったりということは可能ですが(実際お金を出してスポーツの実績を捏造してもらったという事件がありました)、大学には入学者選抜専門のスタッフがおり、すぐばれます(たぶん)。そもそも受験生を一つの物差しで測って選ぶわけではないので、どこかでずるをしても必ず合格できるわけではないのです。

すぐアメリカ式にするのは無理としても、論理的な思考力を測るような、答えが一つではない問題にすればカンニングそのものが成立しなくなります。

そんな入試だと公平でないという文句が出てくのでしょうが、大学は自分たちの欲しい学生像に合った学生を入学させればよいのであって、それが必ずしも試験の点数の良い学生とは限らないはずです。実際企業の採用基準はものすごく曖昧ですが、不公平だという話は出ません。

大学入試が変われば、高校までの教育も変わって、もっと面白い人材が育つと思うのですが、実際のところ難しいのでしょうねえ。