いくつかネタはありますが、まずは記憶に新しい話題から。
バイデン大統領が「日本の経済が成長しないのは移民嫌いだから」と発言し、日本が抗議したとかしないとかいうニュースがありました。選挙を意識してトランプ・共和党との差を強調したかった可能性があり、あまり真面目に捉える必要はないのでしょうが、私は事実なのだから言われても仕方ないと思っています。
こう書くといやいや外国人は歓迎している、と言う人が出そうですが、それはあくまでもお客様としてであって、アメリカにおける移民のように本当の意味で社会の一員として受け入れる体制も意識も日本にはないと思います。技能実習生制度はようやく見直されるようですが、それでも「教えてやる」という態度は変わらず、日本人と対等な労働者として受け入れるわけではありません。一時帰国すると確かにコンビニ・ホテルなど外国人が増えてきた印象はありますが、学生のアルバイトだったり、やはり増えてきた外国人観光客対応要員だったりで、日本人社員と同じ扱いがされているかどうかは疑問です。
日本の少子化は、もはや子供を増やす政策でどうにかなるレベルを超えています。それなのに、日本の文化になじまない、犯罪が増えるなどとトランプと同レベルの理由で外国人労働者の受け入れが進まない状況が続くと、本当に社会が回らなくなりかねません。
